ジムニーの中古はやめたほうがいい理由とは?購入前に確認すべき点

「ジムニー 中古 やめたほうがいい」と検索されている方の中には、中古ジムニーの購入を検討しているものの、本当に後悔しない選択ができるのか不安を感じている方も多いのではないでしょうか。ジムニーは非常に人気のある車種であり、中古市場でも高い需要がありますが、購入後に「思っていたものと違った」と感じるケースも少なくありません。

中古ジムニーは、新車と比べて納車までの時間が短いというメリットがありますが、予想以上に価格が高かったり、過去の使用状況によって車両の状態が大きく異なったりするため、慎重な判断が求められます。また、ジムニーはオフロード性能に優れた車両であるため、前オーナーが過酷な環境で使用していた場合、修理費やメンテナンス費用がかさむリスクも考慮する必要があります。

この記事では、中古ジムニーが「やめたほうがいい」と言われる理由について詳しく解説し、購入前に確認すべきポイントや注意点をわかりやすくご紹介します。中古ジムニーの実態をしっかり理解し、ご自身にとって最適な選択ができるよう、ぜひ最後までご覧ください!

この記事でわかること
  • ジムニーの中古車が「やめたほうがいい」と言われる理由を理解できる
  • 中古ジムニーの価格や相場が高い理由を知ることができる
  • 購入後に発生しやすいトラブルや修理のリスクを把握できる
  • 自分に合った中古ジムニーの選び方や注意点を学べる
目次

ジムニーの中古はやめたほうがいい?その理由を解説

POINT
  • ジムニーの中古は買って後悔することがある?
  • 走行距離の限界は?どこまで乗れるのか
  • ジムニーの中古はなぜ高い?その理由とは
  • 中古ジムニーの相場は?価格の傾向を解説
  • 安い中古はある?価格と状態の関係

ジムニーの中古は買って後悔することがある?

ジムニーの中古は買って後悔することがある?
https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

ジムニーの中古車を購入したものの、後悔してしまうケースは決して少なくありません。購入前にしっかりと情報を集め、自分に合った選択をしないと、想定外の問題に直面する可能性があります。ここでは、ジムニーの中古車を買って後悔する主なポイントについて解説します。

まず、多くの人が後悔する理由の一つとして「購入後に修理費がかかること」が挙げられます。ジムニーはオフロード性能に優れた車ですが、その特性上、前のオーナーが過酷な環境で使用していた可能性があります。たとえば、山道や未舗装路を頻繁に走行していた場合、サスペンションやエンジン、ブレーキなどの重要なパーツが劣化していることがあります。一見すると外観がきれいな車両でも、内部の状態が悪ければ、購入後すぐに修理が必要になることもあるでしょう。購入時に細かい点検を怠ると、後々のメンテナンス費用が予想以上にかさみ、結果的に「新車を買えばよかった」と後悔することになりかねません。

また、「乗り心地や実用性の面で想像と違った」という声も多く聞かれます。ジムニーは本格的なクロスカントリー車であり、一般的な乗用車と比べると乗り心地が硬めです。特に長距離運転をする場合、振動やエンジン音が気になると感じる人もいるでしょう。さらに、車内スペースが限られているため、荷物を多く積みたい人や家族で使用したいと考えている人にとっては、思ったよりも不便に感じることがあるかもしれません。

燃費の問題も無視できません。ジムニーはオフロード走行を重視した設計のため、燃費性能はそれほど優れていません。中古車の場合、経年劣化によってさらに燃費が悪化しているケースもあります。街乗りメインで使用する人にとっては、ガソリン代が想定以上にかかることで後悔する可能性もあります。

このように、ジムニーの中古車は魅力的な一方で、事前にしっかりとデメリットを理解しておかないと、購入後に「思っていたのと違った」と感じてしまうことがあります。中古車を検討する際は、修理歴や使用状況をよく確認し、自分のライフスタイルに合っているかどうかを慎重に判断することが重要です。

走行距離の限界は?どこまで乗れるのか

走行距離の限界は?どこまで乗れるのか
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ジムニーの中古車を購入する際、多くの人が気にするのが「どれくらいの走行距離まで問題なく乗れるのか」という点です。一般的に、車の寿命は10万kmが目安と言われることが多いですが、ジムニーの場合は少し事情が異なります。

まず、ジムニーは耐久性の高い車です。そのため、適切なメンテナンスを行っていれば、20万km以上走ることも十分に可能です。実際、ジムニーのオーナーの中には、30万km以上乗り続けている人も少なくありません。ただし、これはあくまでも定期的な点検や消耗品の交換が適切に行われている場合の話です。オイル交換を怠ったり、長期間放置された中古車を購入した場合は、エンジンの寿命が縮まる可能性があるため注意が必要です。

また、走行距離だけでなく「どのように使用されてきたか」も重要な判断基準になります。たとえば、一般的な街乗りが中心の個体と、オフロード走行が多かった個体では、同じ走行距離でも車両の状態に大きな差が生じます。特にジムニーの場合、悪路を頻繁に走行していた車両は、サスペンションやフレームに負担がかかっている可能性があります。そのため、走行距離だけでなく、前オーナーの使用状況や整備記録をしっかりと確認することが大切です。

さらに、ジムニーは古いモデルでも人気が高く、中には20年以上前の車両が市場に出回ることもあります。しかし、長年使用された車両では、錆や劣化が進んでいることが多く、特にシャーシ部分の状態を確認することが重要です。雪国で使用されていたジムニーは、融雪剤の影響で下回りが錆びやすいため、購入前にしっかりと点検しておくことが必要です。

このように、ジムニーは適切なメンテナンスを行えば長く乗れる車ですが、走行距離だけでなく、整備状況や使用環境も考慮して判断することが大切です。中古車を選ぶ際は、単に「走行距離が少ないから安心」と考えるのではなく、総合的な状態を確認するようにしましょう。

ジムニーの中古はなぜ高い?その理由とは

ジムニーの中古はなぜ高い?その理由とは
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ジムニーの中古車は、新車と比較しても価格があまり下がらないことで知られています。むしろ、人気のモデルや状態の良い個体に関しては、新車よりも高額で取引されるケースも少なくありません。では、なぜジムニーの中古車はこれほどまでに高いのでしょうか。

その最大の理由は「需要が供給を大きく上回っていること」です。ジムニーは、日本国内だけでなく海外でも高い人気を誇る車種です。特に現行型のジムニー(JB64)は、発売以来注文が殺到し、新車の納車待ちが1年以上になることも珍しくありません。そのため、「新車を待つ時間がもったいない」という人が、中古車市場に流れてきているのです。この状況を利用し、一部の中古車販売業者が新車よりも高い価格設定で販売しているため、中古市場全体の価格が高騰しているのです。

また、「ジムニーには競合車種がほとんどない」という点も影響しています。ジムニーは軽自動車の中で唯一の本格オフロード車であり、代替となる車がほとんど存在しません。かつてはパジェロミニやテリオスキッドなどのライバル車種がありましたが、現在は生産終了しており、ジムニーの独占状態が続いています。そのため、オフロード性能を重視する人々にとっては、ジムニー以外に選択肢がなく、価格が高くても購入せざるを得ない状況が続いているのです。

さらに、ジムニーは「リセールバリューが高い車」としても知られています。一般的に、車は年式が古くなるにつれて価値が下がりますが、ジムニーは中古車市場での需要が常に高いため、売却時に高値がつきやすい傾向があります。特に、カスタムパーツが装着されたモデルや低走行の個体は、プレミア価格がつくこともあります。このように、「売却するときに高値で売れる」という点も、ジムニーの中古車価格を押し上げる要因となっています。

このように、ジムニーの中古車が高額なのは、単なる人気の問題だけではなく、供給不足や競争相手の不在、リセールバリューの高さなどが影響しているのです。今後もこの傾向が続く可能性が高いため、中古車を購入する際は市場の動向をしっかりと把握しておくことが重要です。

中古ジムニーの相場は?価格の傾向を解説

中古ジムニーの相場は?価格の傾向を解説
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中古ジムニーの相場は、一般的な軽自動車の中古市場とは大きく異なる傾向があります。通常、車は年式が古くなるにつれて価格が下がるものですが、ジムニーは中古市場でも根強い人気があり、相場が高く維持されることが多いです。そのため、購入を検討する際は価格の傾向をよく理解しておくことが大切です。

まず、現在の中古ジムニーの平均価格を見てみると、おおよそ200万円〜250万円ほどが相場とされています。これは、現行モデル(JB64)の場合、新車価格とほぼ同等かそれ以上の価格で取引されることもあることを意味しています。特に低走行で状態の良い個体や人気カラーのモデルは、新車価格を上回ることさえ珍しくありません。また、旧型モデル(JB23)に関しても、年式や状態によっては100万円以上の価格がつくことが多く、比較的高値で取引されています。

このように中古ジムニーの相場が高い理由は、やはり需要の高さと供給の少なさにあります。特に、現行型は新車の納車待ちが長期化しているため、「すぐに乗りたい」という人が中古市場に流れ込み、価格の高騰につながっています。さらに、ジムニーはもともとオフロード性能に優れた車種であり、アウトドアブームの影響で需要がさらに高まっていることも、相場を押し上げる要因となっています。

また、ジムニーはカスタムパーツが豊富に用意されており、カスタム済みの車両が市場に多く出回っています。リフトアップやオフロード向けのパーツが装着された個体は、純正の状態よりも価格が高くなることが多く、相場の幅を広げています。そのため、予算に応じて選択肢を広げるためには、純正仕様だけでなくカスタム車両も視野に入れると良いでしょう。

中古ジムニーの価格傾向を理解するためには、年式・走行距離・装備・カスタムの有無などを総合的に判断することが重要です。価格が高いからといって必ずしも状態が良いとは限らないため、慎重に車両選びをすることが求められます。

安い中古はある?価格と状態の関係

安い中古はある?価格と状態の関係

中古ジムニーを探している人の中には、「安いジムニーはあるのか?」と気になる人も多いでしょう。しかし、ジムニーの中古車市場では、必ずしも「中古=安い」というわけではなく、価格が高めに設定されていることが多いのが実情です。ただし、安い中古ジムニーが全くないわけではなく、価格が下がる要因や安く購入できる車両の特徴を知ることで、お得な一台を見つけることも可能です。

一般的な中古車市場では、走行距離が多かったり年式が古くなったりすると価格が下がる傾向にあります。しかし、ジムニーは耐久性の高さから、古くても高値で取引されるケースが多い車です。特に、定期的なメンテナンスがしっかりされている個体は、10万km以上走行していても価格が大きく下がらないことがあります。一方で、走行距離が少なくても、オフロード走行が多かった車両やメンテナンスが不十分だった車両は、価格が安く設定されることがあります。そのため、単純に「走行距離が少ない=良い車」と考えるのではなく、過去の使用状況をよく確認することが大切です。

また、ジムニーの中古車にはカスタムされた個体が多く、市場価格に影響を与えています。例えば、リフトアップやオフロード用の大型タイヤ、カスタムバンパーなどが装着されている車両は、カスタム費用が上乗せされて高値で販売されることがあります。一方で、改造が過度に施されている車両は、メンテナンスの手間や耐久性の不安から、価格が相場よりも安くなることもあります。安い中古ジムニーを探すなら、カスタムが少なく、純正に近い状態の個体を狙うのも一つの方法です。

さらに、安い中古ジムニーの中には、「訳アリ車両」が含まれていることがあるため注意が必要です。たとえば、過去に事故歴がある車両、フレームに錆が発生している車両、過酷な環境で使用されていた車両などは、相場よりも低い価格で販売されることがあります。一見するとお得に見えますが、購入後に修理費がかさみ、結果的に高くついてしまうケースも少なくありません。特に、ジムニーは雪国で使用されていた車両が多く、融雪剤による錆の影響が出やすいため、フレームの状態はしっかり確認することが重要です。

このように、ジムニーの中古車は必ずしも安いとは限りませんが、状態によっては比較的手頃な価格で購入できる個体も存在します。価格だけで判断するのではなく、車両の状態やメンテナンス履歴をしっかり確認し、自分にとって最適な選択をすることが大切です。安い中古ジムニーを探す際は、修復歴や錆の有無、過去の使用状況を細かくチェックし、信頼できる販売店から購入することをおすすめします。

ジムニーの中古はやめたほうがいい?購入前に知るべきこと

POINT
  • 新車より中古の方が高い?価格逆転の理由
  • 購入前に確認!安全機能の有無をチェック
  • すぐに修理が必要?購入後のトラブルとは
  • 見た目がボロボロな中古車に注意
  • 燃費の悪さは問題?維持費について考える

新車より中古の方が高い?価格逆転の理由

新車より中古の方が高い?価格逆転の理由

一般的に、新車よりも中古車の方が価格が安くなるのが普通ですが、ジムニーに関しては「新車よりも中古の方が高い」という逆転現象が起こることがあります。なぜ、このような現象が発生するのでしょうか。

その最大の理由は、「新車の納車待ちが長すぎること」にあります。現行型ジムニー(JB64)は、2018年に発売されて以来、高い人気を誇っています。しかし、需要が供給を大きく上回っているため、ディーラーで新車を注文しても納車まで1年以上かかることが珍しくありません。これを待ちきれない人が中古市場へ流れることで、需要が高まり、結果的に中古車の価格が新車よりも高くなるケースが発生しています。

また、ジムニーは「リセールバリューが非常に高い車種」としても知られています。中古市場でも価値が下がりにくく、特に低走行で状態の良い個体はプレミア価格がつくこともあります。新車で購入して数年乗った後でも、高値で売却できる可能性があるため、需要が途切れず、価格が維持される傾向にあります。これにより、新車と同じかそれ以上の価格で取引される中古車が増えているのです。

さらに、ジムニーの一部のグレードやカラーは、新車では選べない場合があります。例えば、限定カラーや特別仕様のモデルは、新車ではすでに販売終了していることがあり、中古市場でしか手に入らないこともあります。そのため、特定の仕様を求める人が中古市場で高値を出してでも購入しようとするため、価格が上昇する要因となっています。

このように、新車よりも中古の方が高くなる現象は、ジムニー特有の市場状況によって引き起こされています。購入を検討する際には、新車の納期や中古市場の相場をしっかり確認し、自分にとって最適な選択をすることが重要です。特に「少しでも早く乗りたい」という場合は、中古車が有力な選択肢になりますが、価格が高騰していることを考慮し、慎重に判断することが求められます。

購入前に確認!安全機能の有無をチェック

購入前に確認!安全機能の有無をチェック
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ジムニーの中古車を購入する際には、デザインや価格だけでなく、安全機能の有無をしっかりと確認することが重要です。特に、年式の古いモデルでは、現在の新車に標準装備されているような安全機能が搭載されていないことがあります。そのため、どのモデルにどのような安全機能があるのかを事前に調べ、自分の運転スタイルや使用環境に合った車を選ぶことが大切です。

まず、現行モデルである4代目ジムニー(JB64)には、スズキの安全装備「スズキ セーフティ サポート」が搭載されており、自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、車線逸脱警報、誤発進抑制機能などが標準またはオプションで用意されています。しかし、これ以前のモデルである3代目(JB23)やそれ以前の旧型モデルには、基本的な安全機能がほとんど備わっていません。そのため、古いジムニーを選ぶ場合は、安全装備の有無をよく確認する必要があります。

特に、中古車の中にはエアバッグが運転席のみ、あるいはエアバッグそのものが搭載されていない個体もあります。現代の車では助手席エアバッグやサイドエアバッグが当たり前になっていますが、古いジムニーには装備されていないことが多く、事故時の安全性に不安が残ります。また、横滑り防止装置(ESP)やABS(アンチロックブレーキシステム)など、滑りやすい路面での制御をサポートする機能も、年式によっては搭載されていないことがあります。

こうした安全機能の違いを知るためには、購入前に車両のスペックを詳しく調べることが重要です。中古車販売店の担当者に安全装備の有無を確認するのはもちろん、公式カタログや専門サイトを活用して、どのモデルにどの機能が搭載されているのかをチェックしましょう。また、試乗できる場合は、ブレーキの効き具合や運転の安定感を実際に確かめることをおすすめします。

ジムニーはオフロード走行に適した車ではありますが、その分、安全装備が少ないモデルでは一般道や高速道路での運転が不安になることもあります。長く安全に乗るためにも、購入前に安全機能をしっかりと確認し、自分にとって最適な選択をすることが大切です。

すぐに修理が必要?購入後のトラブルとは

すぐに修理が必要?購入後のトラブルとは

ジムニーの中古車は人気が高いですが、購入後にすぐ修理が必要になるケースも少なくありません。特に、オフロード走行に使われていた個体や、適切なメンテナンスが行われていなかった車両では、見えない部分にトラブルを抱えていることがあります。そのため、購入前にしっかりと点検し、トラブルを未然に防ぐことが重要です。

最も多いトラブルの一つが、エンジンやトランスミッションの不具合です。ジムニーは頑丈なエンジンを搭載していますが、オイル管理が不十分だったり、過走行車の場合、エンジンの異音やオイル漏れが発生することがあります。また、ジムニーはマニュアル車(MT)とオートマ車(AT)が存在しますが、AT車の場合は変速がスムーズに行われない、シフトショックが大きいなどのトラブルが発生することがあります。これらは修理に高額な費用がかかるため、事前に試乗して違和感がないか確認することが大切です。

また、足回りの劣化も中古ジムニーでよく見られるトラブルです。特に、オフロード走行を多くしていた個体では、サスペンションやショックアブソーバーが摩耗しており、乗り心地が悪くなっている可能性があります。段差を乗り越えた際に異音がする場合は、足回りのパーツが劣化している可能性が高いため、注意が必要です。

さらに、錆や腐食も重要なチェックポイントです。特に、雪国で使用されていたジムニーは、冬場の道路に撒かれる融雪剤の影響で、フレームや下回りに錆が発生していることが多いです。錆がひどい場合、フレームが腐食して強度が低下し、最悪の場合、走行に支障をきたすことがあります。車の下を覗き込んで、フレームやサスペンション周りに錆が広がっていないかを確認しましょう。

このように、中古ジムニーには購入後に修理が必要になるリスクが潜んでいます。購入前には、エンジンやトランスミッション、足回り、ボディの錆などをしっかりとチェックし、不安要素がないかを確認することが大切です。また、可能であれば、第三者機関の車両検査を受けたり、専門の整備士に点検を依頼することで、トラブルを未然に防ぐことができます。

見た目がボロボロな中古車に注意

見た目がボロボロな中古車に注意

ジムニーの中古車を探していると、外装や内装がボロボロになっている個体を見かけることがあります。中古車はある程度の使用感があるものですが、ジムニーの場合は特にオフロード走行に使用されることが多いため、見た目が荒れているものが多いのが特徴です。購入を検討する際は、外装や内装の状態をしっかりと確認し、過去の使用状況を推測することが大切です。

まず、外装のダメージに注目しましょう。ジムニーは未舗装路や山道を走ることが多いため、バンパーやフェンダー、ドア周りに擦り傷や凹みがある個体が少なくありません。特に、フロントバンパーやサイドステップ部分は、オフロード走行時に障害物にぶつかりやすい部分なので、損傷がないかを確認しましょう。軽微な傷なら問題ありませんが、大きな凹みや割れがある場合、修理費用がかかる可能性があります。

また、内装の状態も重要なチェックポイントです。長年使用されたジムニーの中には、シートの破れやダッシュボードのひび割れ、天井の垂れ下がりなどが見られることがあります。特に、アウトドア用途で使われていた個体では、泥汚れやシートの劣化が激しい場合があるため、清掃だけでなく張り替えが必要になることもあります。

さらに、車両の下回りも必ず確認しましょう。ジムニーは悪路を走ることが前提の車なので、フレームやサスペンション周りに傷や錆があることが多いです。雪国で使用されていた車は特に錆びやすく、フレームの腐食が進んでいる可能性があるため、慎重にチェックする必要があります。フレームが弱っていると、修理では対応できず、最悪の場合は車両自体を廃車にしなければならないこともあります。

見た目がボロボロなジムニーは、それまでの使用状況をよく反映しているため、慎重に選ぶことが重要です。見た目の悪さを気にしない場合でも、車両の構造的な問題がないかを確認し、長く乗り続けられる個体を選ぶようにしましょう。

燃費の悪さは問題?維持費について考える

燃費の悪さは問題?維持費について考える
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ジムニーは優れたオフロード性能を誇る一方で、燃費があまり良くないことで知られています。特に中古車を購入する際には、経年劣化によってさらに燃費が落ちている可能性があるため、維持費にどれくらいの負担がかかるのかを事前に把握しておくことが重要です。ここでは、ジムニーの燃費の特徴や維持費の内訳について詳しく解説します。

まず、ジムニーの燃費性能について見てみましょう。現行型(JB64)のカタログ燃費はWLTCモードで約13.6〜16.2km/Lとされています。しかし、これは理想的な条件下での数値であり、実際の街乗りでは10km/L前後になることが多いです。さらに、旧型のジムニー(JB23)やそれ以前のモデルでは、平均で7〜12km/L程度になることが一般的で、特に古い個体では燃費が一桁台になるケースも珍しくありません。これは、ジムニーの設計が悪いというわけではなく、本格オフロード車としての特性が影響しています。

ジムニーの燃費が悪い要因はいくつかあります。まず、車体構造が四輪駆動(4WD)であることが大きな理由の一つです。 ジムニーは悪路を走行できるように設計されており、通常の2WD(前輪または後輪駆動)の軽自動車と比べて駆動方式が燃費に影響を及ぼします。4WDは常に4輪を駆動させるため、エネルギーのロスが大きくなり、燃費が悪化しやすいのです。

次に、ジムニーのボディ形状や重量も燃費に関係しています。 ジムニーはコンパクトながらも車両重量が軽自動車の中では重く、さらにスクエアなデザインのため空気抵抗が大きくなります。高速道路では特にこの影響を受けやすく、一般的な軽自動車と比べると燃費が大きく落ちる傾向があります。また、タイヤもオフロード向けのものが装着されていることが多く、舗装路では転がり抵抗が大きくなるため燃費が悪化します。

では、燃費が悪いことでどのような維持費の負担が発生するのでしょうか。まず考えられるのは、ガソリン代の増加です。例えば、年間1万kmを走る場合、燃費が10km/Lのジムニーでは1,000Lのガソリンを消費する計算になります。仮にガソリン価格が1Lあたり170円とすると、年間の燃料費は約17万円になります。同じ距離を走る場合、燃費が20km/Lの軽自動車であれば半分の8万5千円で済むため、ジムニーの燃費の悪さが維持費に大きく影響することが分かります。

さらに、定期的なメンテナンスも維持費の一部として考える必要があります。 ジムニーはエンジンの負担が大きいため、オイル交換やエアフィルターの交換を怠ると、さらに燃費が悪化する可能性があります。特に、中古車の場合は前オーナーのメンテナンス状況によってエンジンのコンディションが変わるため、購入後に適切な整備を行うことが重要です。燃費を少しでも改善するためには、こまめな点検とメンテナンスを心がけることが求められます。

また、タイヤの種類や空気圧の管理も燃費に影響を与える要素です。 オフロードタイヤは走破性に優れるものの、燃費の面では不利になります。街乗りがメインの場合は、オンロード向けのタイヤに変更することで燃費の向上が期待できます。また、タイヤの空気圧が低いと転がり抵抗が増して燃費が悪くなるため、定期的に適正な空気圧に調整することも重要です。

このように、ジムニーの燃費の悪さは維持費に直接影響を及ぼしますが、適切なメンテナンスや運転方法の工夫によって多少の改善は可能です。例えば、急加速や急ブレーキを避けることで、燃費を向上させることができます。 また、エアコンの使用頻度を抑えたり、不要な荷物を車内に積まないようにすることで、燃費の悪化を防ぐことができます。

ジムニーは燃費だけを重視する車ではありませんが、日常的に使用する場合はガソリン代を含めた維持費を考慮することが重要です。中古車を選ぶ際には、燃費の良い個体を見極めるために、整備状況や過去の使用履歴をチェックすることをおすすめします。適切な維持管理を行えば、燃費の悪さを補うほどの走破性や楽しさを長く味わうことができるでしょう。

この記事のまとめ

ジムニーの中古はやめたほうがいい?購入前に知るべきポイント

  • ジムニーの中古車は修理費がかかるケースが多い
  • オフロード走行歴があると劣化が進んでいる可能性が高い
  • 乗り心地が硬く、一般的な乗用車とは異なる
  • 燃費が悪く、ガソリン代が高くつく
  • 走行距離が10万km以上でも高値で取引されることがある
  • 過去の使用環境によって状態に大きな差がある
  • 雪国で使われた個体はフレームの錆が進行していることが多い
  • 新車よりも中古の方が高額になる場合がある
  • 納車待ちを避けたい人が中古市場に流れ価格が上昇している
  • 競合車種がほとんどなく、価格が下がりにくい
  • カスタム車両が多く、相場が不安定になりがち
  • 安い中古車には事故歴や修復歴がある可能性がある
  • 古いモデルは安全機能が乏しく、現代の基準には合わない
  • 中古でもリセールバリューが高く、高値で取引されやすい
  • 長く乗るなら整備状況やメンテナンス履歴の確認が必須
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